2025/09/13 07:12
オーナーは、とにかく機械が好きで
焙煎機、印刷機、果ては古いJUKIのミシンにまで
日々嬉しそうな眼差しを向けています。
昨日も焙煎機のリペア会社のスタッフと
延々と機械について他愛無いメールをしていたら
焙煎日が暮れてしまい居残り焙煎。
正直、その愛着がわたしには
理解できないところがあるのですが
おそらくそれが、いわゆる
「オタク」と呼ばれるものでしょう。
「オタク」の語源を調べてみると
もの好き同士、相手を敬って敬称である
「お宅」と呼び合ったのが
はじまりだとか。確かに、
機械好きなお客さんと話している時の
お互いをリスペクトし合う感じ、あります。
焙煎機を囲み、ボソボソと嬉しそうに、延々と
何かを語り合っている様子を見ていると
わかるもの同士の集った喜び、みたいなものが
その場を満たしていくような。
suzunari coffeeを、いい店だなあ、っと感じる瞬間は
もちろん美味しい生豆を、美味しく焼いて、
美味しくいれてガラス窓の向こうに横たわる
山並みと空を眺めながら飲んでいる時もですが
オーナーやお客さんの、こだわりや偏愛(笑)に
触れる瞬間かもしれません。
そして、その愛はきっと
これからコーヒー焙煎を続ける限り
深く濃くなっていくのだろうなあと
嬉しく、また少し羨ましく、眺めている、
金曜日の焙煎でした。
昨日はEthiopia Halo を焼きました。
お店でも根強い人気で
ファンも多い豆です。
夏場は高温でパリッと酸を出してましたが
だんだん低温でまろやかに淹れるのが
美味しい季節になってきました。
今年は夏が長いですが、それでも臼杵は
虫の声が聞こえています
気温差で風邪などひきませんよう、
ご自愛ください。